初めてギターに触れたのは中学校の時。時代はまさにニューミュージックブームの時でした。歌うことが好きでそして弾き語りが好きになりオリジナル曲を作って楽しんでいました。当時はテニス部に所属していて放課後にラケットをギター代わりにして教室で友達とアリスを歌っていたのが今ではいい思い出です。
そして高校進学と同時にギターはエレキに変わっていました。その後もバンド活動をするようになりアコースティックギターとは離れ、就職してからは音楽活動そのものから遠ざかっていました。そして毎日の仕事に忙殺されている中ふと「こんな毎日でいいの?自分って何?」と言う疑問が芽生えてきました。実は僕音楽の仕事をしていてそのために音楽への触れ方が純粋ではなくなっているのかもしれないと感じたのです。仕事とは違った音楽への触れ方を考えないと・・・と考えるようになりました。そうしないと自分と音楽との関係が良くないものになってしまう・・・。
と言って現在のライフスタイルからバンドが出来るわけではなく時間の作れる時に楽しめること−弾き語りなら1人で出来る!−ということに行き着き約20年ぶりにアコギを始めました。長いブランクがあるので指は痛いし、声は出ないのですが、これが自分の大切な趣味の原点だったんだと言うことに気づかされるほど楽しくて日々の過ごし方が変わってきました。TABを通じて友人も増えてこれからどんどん輪が広がってきそうです。
これからは無理せず自分のペースでじっくりと付き合える仲間たちとパートナーのギターを片手に豊かな時間を共有できたらと思っています。